インプラントの失敗 その2

 

毒吐いていいですか?

 

人の悪口を言う人は、自分自身の品位を落とします。

また、人は、他人の悪口を言う人を良く思わないものです。

心理学を学んでいる僕は充分にそれをわかっています。

 

毒吐いていいですか?

 

僕は今まで数えきれないほど、インプラントの手術をしてきました。

もちろんうまくいかなかった症例もあります。

そういう場合は、正直に患者さんに伝え、インプラントを抜去して、タダで再手術をしてきました。

骨移植も無料です。

 

 

奥のインプラントは完全に抜けています。

手前のインプラントはどうにか骨にくっついています。

手術したその日から、奥のインプラントはグラグラだったそうです。

補償を求めたところ、手前のインプラントとワイヤーで連結されたそうです。

その時のインプラント専門医のセリフがイケてます。

「これで噛めるようになりましたよね?ここを落としどころにしましょう」

ぼくもマネします。

 

とりあえず当院でCT撮影しました。

  

奥のインプラントは歯茎に刺さっています。

上顎洞に骨移植した形跡なんてまるでありません。

さらにもう一本、インプラントの埋入をすすめられたそうです。

 

抜けているインプラントのせいで、ひどい上顎洞炎(ちくのう症)になっていました。

もちろんすぐにインプラントを抜去しましたが。

この上顎洞炎を治すのに二か月間、インプラントを抜いた穴から洗浄を繰り返しました。

 

今では入れ歯が入っています。

 

 

毒吐きます。

 

これが歯学博士、自称インプラント専門医、失敗症例0の方のする手術ですか?

CT無料をうたっているなら撮影しなさい。

危うく上顎洞根治術になるところでした。

さすがインプラントセンターです。

まあ、人間性の問題です。

 

ここの所、こういった失敗症例のリカバリーが多いので、ちょっと荒んでます。

許してください。

 

患者さんに対して、愛情に似た感情を僕は全ての方に感じるのですが・・・。

いつしか不感症になっていくのでしょうか?

 

なんだかやだな・・・。