シャボン玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた
シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
産まれてすぐに
こわれて消えた
風、風、吹くな
シャボン玉飛ばそ
「シャボン玉」(しゃぼんだま)は、野口雨情作詞・中山晋平作曲の歌ですが、
野口雨情が、生後間もなく亡くした娘を思い綴った歌詞だといわれています。
1920年代では乳幼児の死亡率は三割近く、学齢期前に子を亡くす親は多く、それだけ幾重にも悲しみが続いたのでしょう。
歯科的な話をすると、妊婦の歯周病と早期低体重児出産(昔なら死産流産)の関係性はごく最近言われ始めたことですが、
早期低体重児出産の乳児の生存が当たり前になったのは2000年くらいからでしょうか。
超低出生体重児の死亡率でも1980年代では20.7%だったのが2000年には3.8%になっています。
産科医療、小児医療が発達したこの現在の煌めきに感謝を。
それでもこんな真夜中、不安にかられ、
子供の寝息を聴きに、 僕はその息使いに安堵する。
その息は僕を祝福し、そして僕の青春の終わりを告げるのです。
もう不惑の朱夏であると。
今回は粘液嚢胞のお話です。
口の中には唾液を作る唾液腺がたくさんあります。
大きいのは大唾液腺、小さいのは小唾液腺と言います。
小唾液腺は唇、ほっぺたの内側、舌の裏など色々なところに分布しています。
作られた唾液を口の中に排出する管を導管といい、
この導管を損傷すると唾液の出口が無くなり、
周囲の結合組織に唾液が流出してできる嚢胞様構造がシャボン玉のように膨れていきます。
治療法はぶどうの皮をそっと剥くようにメスを入れ、
原因となった小唾液腺を摘出しなくてはなりません。
では手術してみましょう。
、
麻酔をして、
そっとぶどうの皮をむくようにメスを入れ、唾液の溜まった袋を露出させ、
原因となっている小唾液腺を摘出します。
その近くに別の小唾液腺があれば、それも摘出しておきます。
縫って終わりです。
綺麗に治りました。
これは小さいです。
今度はベロの下にできた粘液嚢胞です。
電気メスで手術しました。
神経と血管に注意しながら。
電気メスは出血が無いので手術しやすいです。
ただ、電気メスの熱による組織損傷に注意が必要です。
何回もつぶれて、腫れてを繰り返し、硬くなっています。
レーザーで手術しました。
周りの小唾液腺も取り忘れてはいけません。
こんな感じの手術になります。
痛くないです。
比較的、簡単な手術ですが、粘液嚢胞の手術後に少し神経の麻痺が出ることがあります。
それもいずれ治りますから心配しないでください。
よくある質問に、粘液嚢胞にピシバニールという抗がん剤が使えませんか?というものがあります。
ピシバニール療法は粘液嚢胞のなかでも大唾液腺から発生するガマ腫に使います。
両方とも粘液嚢胞ですから効果はありますが、小唾液腺から発生する粘液嚢胞には使いません。
切除すれば簡単に治りますし、注射してもすぐにつぶれてしまいますから効果は薄いと思います。
唇などにシャボン玉のようなふくらみができたら、一度ご相談下さい。
不謹慎ですが、 おなかがへりました。
今日の夕食はチーズハンバーグ、それもゴールドラッシュ風。
高校時代に通った渋谷のお店。
40代の人ならわかるかな?
うれしくてかぶりついたら中に刻んだニンジンがぎっしり。
この残念さ、わかりますか?
スープもなんだか・・・。
「まずー。離乳食みたいな味だ」おもわず口走ってしまった。
キレた家内は無言で僕の夕食をゴミ箱に叩き込みました。
その素早さはボクシングのジャブより高速で、
最速の打撃・ジークンドーのリードストレート以上で。
子育てってストレスたまるんですね。
それにしてもおなかがすいた。
本当に離乳食みたいな味だったんだって・・・。