妊娠中は歯科治療ができないって言うけど、本当?
妊娠中に歯が痛くなったらどうしたらいいの?
痛み止めのお薬は飲めるのかしら?
赤ちゃんへの影響は?
生まれてくるこの子のために、
ママが考えるのは、何よりこの子の安全。
これから生まれてくるお子様のために、お母様は適切な時期に適切な歯科治療を受けることが必要です。
虫歯や歯茎の腫れ、親知らずの痛みを我慢しないで下さい。
実は、お母様のお口の中の菌は赤ちゃんに少なからず影響します。
例えば、ある歯周病菌は羊水の中までたどり着き、早期低体重児出産の原因になることが知られています。
また別の歯周病菌は、お母様が妊娠されたことを敏感に察知します。
バイ菌にとっては生息環境を広げ、子孫を残すことが使命です。
なんとしても、これから生まれてくる赤ちゃんの口の中に移り住みたいのです。
お母様が妊娠したと言うことは、バイ菌にとって今繁殖すれば、ご主人にもお子様にも移り住める可能性が出てくるわけです。
通常虫歯菌は、お子様が3歳になるまでに、お母様の口からうつります。
歯周病菌はお子様が、9歳から12歳くらいまでの間にお母様の口からうつります。
また歯周病菌は、ご主人にも40%の確率でうつってしまいます。
何より大切なことは妊娠中のお母様のお口を清潔に保つことです。
そのためには、虫歯の治療や歯周病の治療が必要になります。
妊娠中は、生活や食事が不規則になりがちで、お口の中が悪くなりやすい時期です。
虫歯や腫れた歯ぐきを放置しないでください。
当院にはマタニティー歯科外来があります。
妊婦さんの様態に心配がある場合や、緊急な外科処置が必要な場合、当院では新横浜母と子の病院 副院長島田洋一医師立会いのもと、手術を行っていきます。
大学病院教授 島田洋一医師は、日本の産科麻酔の権威であり、当院勤務の歯科医師は、島田教授より妊娠中の歯科治療について、徹底的な教育を受けた上で、歯科治療を行っております。
当院には歯科用ではなく手術用生体モニターがありますので、お母様の体調を管理しながら、安定期であれば一般診療も安全に行うことができます。また、緊急を要する外科処置が必要な場合は、完全予約制で日曜日のみとなっております。
どうぞ安心して治療をお受けください。
診療をご希望の場合は、事前にお問い合わせください。
出産後も、生後1ヶ月を過ぎれば、お子様を連れてのご来院が可能です。
当院はバリアフリーになっておりますので、赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま診察台の横に置くことができます。
赤ちゃんを預ける人がいなくても、安心して赤ちゃんと一緒に診察にお越しください。